今日のエスパルスは、トリニータと対戦。

平岡選手の2得点などの活躍で、エスパルスが快勝しました。




で。



単純にこれだけだったら別にブログにしない。

すごく複雑そうで意外と単純かもしれない。

だけど、「それが人生だな」って思うようなこと。




2009年初頭。

本日のヒーローになった平岡選手は、微妙な立場でした。

彼は元々エスパルスの選手でしたが、

前年、コンサドーレ札幌にレンタル移籍していました。

そして、エスパルスへ復帰・・・とは単純にいきませんでした。

理由は・・・一人の選手の去就が全てを握っていたから。

その選手の名前は、「高木和道」。

2008年、エスパルスのキャプテンだった選手だ。

そんな彼が、ガンバ大阪からオファーを貰っていたのだ。

正直、僕は和道は出ていかないと思った。

しかし、和道の選んだ道は、「ガンバ大阪」だった。

同時に、「エスパルス・平岡康裕」が戻ってきた。

記憶は曖昧だけど、

2009年1月も半ばを過ぎた頃の発表だった気がする。




そして今。




この日、高木和道選手は、日本平のピッチに立っていた。

この日の相手「大分トリニータ」の選手の一人として。

この間、高木選手は中々自分のポジションを確立できず、

昨年はヴィッセル神戸、そして今年は大分トリニータに在籍している。

一方、平岡康裕選手。

彼はエスパルス復帰後、岩下選手や青山選手の移籍などもあり、

次第と出場機会が格段に増えていく。

その中で居場所を確立し、現在はチームに不可欠な存在へ。




もちろん、人生に”IF”はない。

何度も言い聞かせても、つい考えてしまう。

「もしあの時、和道が残っていたら・・・」




人生は後戻りできないので、その答えは知る由もない。

だからこそ、「人生の岐路」とは、難しいものだなと。

つくづく感じた、夏の夜でした。